TOP → 子どもの遊び場 → ミュンヘンの育児サークル（シュピールグルッペ）

日本語・他言語問わず、ミュンヘンには「シュピールグルッペ(Spielgruppe)」と呼ばれる、育児サークルが多数存在します。 ここでは、シュピールグルッペとはどのような集まりで何をするのか、グルッペの探し方やオススメのグルッペについて書いてみたいと思います。

育児サークル（シュピールグルッペ）って何？

私は生後6ヶ月の子ども（あまり寝ない）を抱え、真冬にミュンヘンに引っ越してきたのですが、友達もおらず寒くて外にも出られず、 「このままでは鬱になる、、！」と最初の5ヶ月くらいは5つくらいシュピールグルッペに通っていました。なんかもう、必死でした。

親子二人でずっと家にいると煮詰まりますが、シュピールグルッペに行けば子どもは思いきり遊べるし（そして爆睡）、他のママさんともお話できて、 育児やミュンヘン生活の情報交換ができたり、ガス抜きにもなりました。

どのような集まりで、どういったことをするのか

それぞれのシュピールグルッペにだいたい主宰の方がいて（ママさんたちが持ち回りで当番をするグルッペもあります）、週に１回～月に2回程度どこかの会場を借りて開催されます。 定員制のメンバー固定・または各回自由参加などシステムは様々です。子どもの年齢層は会によってばらばらですが、だいたい0歳から幼稚園生くらいで、0~3歳限定のものもあります。 会場は、育児支援施設や教会の一室、日本でいう「児童館」のような場所等で、おもちゃや滑り台などがある場所もあります。

内容は会によって方針が異なりますが、だいたい「はじめの会（童謡や手遊び）」→「子どもを自由遊ばせながらのフリートークや工作」→「終わりの会（童謡や手遊びや絵本）」という流れが多いかと思います。 会費は1~5ユーロくらいです。

育児サークル（シュピールグルッペ）の探し方&オススメのサークル

掲示板で探し、体験に申し込んでみる

y.suzukiさんの掲示板やミュンヘン掲示板で、時折シュピールグルッペの会員募集のお知らせが出るので、最新の募集情報が出ていないか見てみるとよいかと思います。 だいたい無料体験の機会が設けられているので、実際に参加してみて、交通経路や会の雰囲気、方針などを体験し、子どもやママ自身が楽しめそうか確認してみてください。

個人の体験で言うと、月齢が近い子どもの参加が多いグルッペの方が、ママたちの悩みも似通っていて話しやすく、子どもも同じ発達レベルで一緒に遊べるので、楽しめると思います。

まずは自由参加（非会員制）の育児サークルに参加してみるのもオススメ

ELKI日本語シュピールグルッペ(0~4歳児対象）は自由参加で会員制ではないので、まずはこちらに参加してみるのもよいかと思います。 ELKIのグルッペは、とてもステキな方が主宰されていて、私は行くだけで毎回元気をいただいていました（いつもありがとうございました！)。 そして他にもシュピールグルッペに参加したければ、子どもの月齢が近いママさんや、近所に住むママさんに、どこかよいシュピールグルッペがないか聞いてみるのもよいかと思います。

日本語以外のシュピールグルッペも参加可能

ELKIには日本語以外にも様々な言語のシュピールグルッペが開催されているので、興味があれば他言語のグルッペに参加しても面白いかもしれません（実際に、日本語シュピールグルッペにアメリカ人や中国人ママも参加していました）。

ELKIではないですが、私はFabiというミュンヘン市の家庭教育機関が主催する「外国人ママのためのドイツ語シュピールグルッペ」に、ママ友に誘っていただいて参加したこともあるのですが、ドイツ語の勉強にもなるし交流もできて楽しかったです （私はドイツ語力が低いので、ネイティブの中に1人混じるのは超難しいのですが、全員外国人ママだったのが良かった）。 Fabiのウェブサイト（ドイツ語）では、色々と親子向けのコースが見つかったりするようなので、探して参加してみてもよいかもしれません。

内気なママでも、あまり気負わずまずは参加を

私は元来人づきあいが得意なタイプではなく（明るいコミュ障）、「ママ友とかめっちゃ怖そう、、むやみにマウンティングし合ったりするのだろうか、、？」という先入観もあったので（「ママ友」のイメージってなんでこうも悪いんでしょうかねえ）、 最初は戦々恐々での参加だったのですが、私が出会ったママさんたちはきさくな方が多く、何人かのママさんとは「育児の戦友」とも呼べる仲になれました。

ともあれ、シュピールグルッペに参加すると、同じ悩みを持つママどうし、情報交換したり、互いにいたわり合いながら、ほっと一息つけたりします。 合わなければ参加しないor辞めてしまえばよいわけですし、あまり気負わずに、まずは気軽に参加してみたらよいかと思います。