0~3歳の子持ちママさん、プレママさんのためのミュンヘン育児情報共有

TOP → 子どもの遊び場 → 保育園の探し方と保育園での生活

2018年6月19日

保育園イメージ

ミュンヘンの保育園(Kinderkrippe)の探し方と保育園での生活

ドイツの保育・幼児教育施設は、通常0~3歳はKinderkrippe、3歳以上~就学前はKindergartenに分かれています。 日本の都市部と同様に、ミュンヘン市内中心部エリアで保育園(Kinderkrippe)の空きを見つけることはとても難しいです。 ここでは、私が保育園(Kinderkrippe)の空きをどのように見つけたかや、保育園での慣らし保育や普段の様子について書いてみたいと思います。

ドイツの保育・幼児教育施設は、通常0~3歳はKinderkrippe、3歳以上~就学前はKindergartenに分かれています。 日本の都市部と同様に、ミュンヘン市内中心部エリアで保育園(Kinderkrippe)の空きを見つけることはとても難しいです。 ここでは、私が保育園(Kinderkrippe)の空きをどのように見つけたかや、保育園での慣らし保育や普段の様子について書いてみたいと思います。

保育園(Kinderkrippe)の空きの探し方

私は生後6ヶ月弱の子どもを連れてミュンヘンに引っ越してきたのですが、1ヶ月半後くらいには保活を開始し、 だいたい1か月くらいで保育園の空きを見つけて、9ヶ月弱から子どもを保育園に通わせました。

育休中のママ友に保活のための情報共有をしていただきながら(本当に感謝です)、 ドイツ語が全然わからないためgoogle翻訳を活用しまくって保育園等のウェブサイドを解読しつつ、 突然の電話や現場でのやりとりにうろたえながら、保育園探し→申し込み→見学→入園、と一気に進めました。

ミュンヘン市のポータルサイト(kita-finder)で探す

ミュンヘン市のポータルサイト内にある、「kita-finder」のページから、 保育園を探せます。地図上で自宅のエリアあたりをクリックすると、kita-finderを通して申し込める保育園が出てくるので、 空き状況を確認してみてください。「Anmelden」のページから自身の個人情報等を登録し、その後ポータルサイトを通じて申し込む形になります。 申し込みたい施設をお気に入り登録しておけば、あとで一括で申し込みもできるので便利です。

私も最初はこの方法で、公立等、日本でいういわゆる「認可」にあたるような保育園(保育料が非常に安いです)に10箇所以上申し込みをしたのですが、 残念ながら見事にすべて落選しました(いや、当たり前なんですけどね)。なかなか難しいです。 私の周りでも、育休中で復帰先が決まっていたりするお母さん等以外は、苦戦している感覚です。近所のリトアニア人?のお母さんからは、 双子の娘さんたちの保育園が決まらないまま2年が経ってしまったと聞きましたし(このお母さん、いつもしんどそう・・・)、 自営業のお母さんはこの方法ではらちがあかず、どこかの機関に直談判に行ったという話も聞きました。 ただ、まずは情報収集も兼ねて登録・申し込みをしてみるとよいかとは思います。
※今あらためて見てみたら、私が申し込みをした2年前よりも私立の保育園の情報が増えていたので、より情報収集しやすくなっていると思います。

google map等、自力で探す

私は「kita-finder」で空きを見つけられなかったので、google mapで「Kinderkrippe」と入力し、 近所の私立の保育施設や、少し離れた英独バイリンガルの保育施設を探しました。そして各保育園のウェブサイトの「Anmelden」のページから1つ1つ申し込みをし、とりあえずウェイティングリストに載せてもらい、 見学のお誘いや空きの連絡が来るのを待ちました。 結局5箇所くらいは見学に行ったのですが、1箇所から「午後なら空きがある」と連絡をもらえたので、見学後に入園を決定しました。

インターネット以外でも、施設のドアや街の電柱、公園の入り口等に、「空きがあるよ(園児募集)」という張り紙がでていることもしばしばあります。 「近所の保育施設にアポなし訪問しまくって空きをゲットした」というすごいママのエピソードも聞いたので(これは極端ですが・・・)、 大変ですがガッツを持って枠を取りに行けたらよいかと思います。

保育園イメージ

保育園(kinderkrippe)入園後、慣らし保育や普段の様子について

思った以上に手厚くゆっくりだった慣らし保育

事前にもらった「入園のしおり」のようなものを必死で解読し、バタバタと「入園準備一覧」にしたがって必要なものをそろえて(ドイツ語を翻訳しても意味がわからなかったりもしましたが・・・)約一か月くらいかけて慣らし保育をしました。 日本だと2週間くらいでパパッと慣らし保育を終えるイメージがあったのですが、 子どもの通っていた保育園では、だいたい親と一緒での1時間の慣らしが3回、その後親と離れられれば、15分、30分、1時間・・・と、 なんだか気が遠くなるように慎重に親子の分離が進められていました。(うまく分離できない場合は、慣らし保育に2ヶ月くらいかかっていた子もいます)。 >我が家の場合は、1歳前に預けはじめたからなのもあってか、慣らし保育はスムーズに進みました。

保育園での普段の生活や行事

保育園には、初めの5ヶ月は14時~18時半まで、6ヶ月目以降は9時~14時まで預けていました。 子どもが通っていた保育園では、午前の場合は、朝の会で歌や手遊び→クラスでのアクティビティや自由遊び→昼食→歯磨きと着替え→お昼寝→お迎え、という流れでした。 行事は子どもだけ参加するもの(例:園内オクトーバーフェストやファッシング)や、 親も参加するもの(例:イースター、聖マルティン、クリスマス等)がありました。

親も参加する行事では、ドイツの文化を知られたり、他の保護者と交流ができたり(ドイツ語という高い壁はありますが・・・!)、普段は知らない子どもの成長が見られたりして、 なかなか面白く興味深かったです。子どもがドイツ語で歌ったり踊ったりしているのを見た時は、なんだかジーンときて涙が出てしまいました。

日本の保育園とは異なると感じたこと

日本だと、いわゆる「学年」でクラス分けがされていることが多いかと思いますが、0~3歳までごちゃまぜのクラス構成でした。 ねんねの赤ちゃんもいれば、おむつが取れてお喋りも流暢な子もいるような状況でした(最初はびっくりしましたが、全く問題ありませんでした)。

また、日本だと保護者の勤務時間に合わせて早朝から夜まで子どもを預けていることも多々あると思います。 しかしこちらでは、長時間保育園に預けることはあまりメジャーではないな、という印象です。 我が家は最初の5か月間は18時半まで子どもを預けていたのですが、17時前になると、子どもはほとんどいなくなっていました。

他に注意点として、子どもが通っていた保育園は特殊でほとんどカレンダー通りに営業していたのですが、このあたりのほとんどの保育園は長期休みが多くあります(保育料は通常通り支払う可能性もあります)。 保育園を探す際は、どれくらい休みがあるのか、事前に確認されることをおすすめします。

子どもを保育園に通わせて良かったと思うこと

我が家の場合、早い段階でたまたま良い保育園の空きが見つかったこともあり、合計2年2ヶ月の間子どもを現地の保育園に通わせました。 初めての保育園であることに加え、言葉の問題や一人だけ見た目が違うことなど(入園当時は保育園全体でアジア系が1人でした)色々不安はありましたし、 保育園が遠すぎて送り迎えがめちゃくちゃ辛かったり(しかも暴れる、、)、預ける際に大泣きされて不憫に思ったこともありますが、 結論から言うと保育園に通わせることができて本当に良かったと思っています。 子ども自身が色々な刺激を受けて成長できたことはもちろんですが、 私たち親も保育園を通してドイツ社会に少し参加できたり、たくさんの子どもや保護者や先生たちと交流できて、多くのことを学ぶことができました。

子どもを保育園等に預けるかどうかは保護者の考え方や価値観によって判断が変わるかと思いますし、保育園によっても雰囲気や方針・保育内容はかなり異なるかと思いますが、 もし保育園への通園を検討されていらっしゃるようでしたら、この記事が一助になれば幸いです。

※このサイトの情報は個人の経験に基づくものですので、最新の情報はご自身でご確認をお願いいたします。   
※このサイトには一切の営利目的はありません。